国際郵便経路によるコロナ感染拡大の防止対策

 いま、オミクロン株によるコロナ感染が拡大し続けている厳しい状況で、国際郵便が梱包や国際輸送の過程でコロナウイルスに感染されるリスクもあり、それに最近では中国国内の一部地域でも国際貨物と接触して感染された事例が報告されています。この経路の感染拡大を防ぐため、国際便や速達便に消毒措置を加える必要があると中国政府からの要求がありました。国際便荷物の消毒措置によるサンプル到着が1週間ほど遅れるケースが多発しておりますので、商品開発の際、くれぐれもその時間をリードタイムに加算していただけますようお願いを申し上げます。

国際便荷物の消毒措置

1.郵便対応の専門責任者
 郵便を受け取る受取人を指定し、受取後すぐに 75%除菌アルコールで郵便の表面を消毒し、30分後空き部屋でさらなる消毒措置を実施してください。
2.正しい消毒方法
 包装の材質によって消毒の方法が異なります。書類、紙類包装材など湿気を嫌う材質に対して紫外線ランプで片面ずつ30分照射し、除菌できます。  耐湿性材質に対しては 75%除菌アルコールスプレーで全面的に消毒し、30分の消毒作用時間が経って、除菌できます。
3.個人保護と注意事項
 (1)国際郵便を受け取る際には、なるべく非接触で、配達員と対面の場合を避けることをお勧めします。  (2)集中消毒のための防護服、マスク、手袋、帽子、靴カバーなど、消毒後で医療廃棄物として処理してください。  (3)国際郵便の受取・消毒後、すぐ手袋を外し、消毒または手洗いを丁寧に行い、マスクを着替え、手で口、目、鼻に触れないようにしてください。  (4)もし国際郵便を受け取った後、発熱、脱力感、鼻水、喉の痛み、嗅覚(味覚)障害などの症状が現れたら、速やかに地域の防疫機関に報告し、指示に従い、14日間の活動歴を提出してください。マスクを着用し、公共交通機関での出行を避けてください。