中国越境ec小売輸入商品リスト調整

中国財政部、中国税関総署、中国商務部など8省庁は、2022年3月1日より「越境EC小売輸入商品リスト」が調整すると、先日で連名で発表しました。

 今回の調整は、越境EC小売輸入商品リスト(2019年版)に基づき、スキー用品、食洗機、トマトジュースなど近年で需要が旺盛な商品29品目を追加し、その他の剣、短剣、銃剣、槍およびこれに類する武器とその部品、また他のナイフと剣の鞘がリストから削除されることとなりました。(公式発表PDFはこちら

同時に、近年の中国の関税税目の変更によって、一部の商品の関税番号が調整され、また、規制に従い、部分の商品の注記が最適化されました。

近年、中国の越境ECは急速に発展している中で、 税関の統計により、中国越境ECの規模は5年間で約10倍に拡大し、2021年の越境EC輸出入総額が前年に比べて15%が増加し、1兆9800億元に達しました。

スキー用品などの商品が登場されることは、北京オリンピックの影響で消費者の間でウィンタースポーツが流行っていることを反映していることと見られます。新たなリスト調整は、近年の中国における消費者のニーズの方向性を表していることと考えられます。