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中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車、今年運行本

中国国家鉄道集団有限公司(以下「国鉄集団」と略称)によると、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車である「中欧班列」のうち、浙江省(Zhejiang)義烏市(Yiwu)とスペインのマドリードを結ぶ路線の列車が29日午前10時18分に義烏西駅を出発したことで、「中欧班列」の今年に入ってからの運行本数が累計1万本に達し、昨年より22日早く1万本を突破しました。貨物輸送量は前年同期比27%増の108万3000TEU(20フィート標準コンテナ)で、量、質共に向上という良好な状況を見せています。  国鉄集団貨物輸送部の責任者によると、中国の対外貿易は今年に入ってから、安定的に増加する傾向を保っており、国境を越えた貨物輸送には旺盛なニーズを見せています。「中欧班列」は全天候型、大量輸送、グリーン・低炭素、安全性といった優位性を持つことから、沿線諸国の顧客に広く歓迎されています。「中欧班列」の運行規模は着実に拡大し、運行の質と効率は絶えず向上し、国際間の産業チェーンとサプライチェーンの安全と安定を力強く支え、中国の国内と国際の双循環の円滑化、沿線にある地域や諸国の経済と社会の発展、質の高い「一帯一路(Belt and Road)」の共同建設への支援に力強いパワーを注入しているということです。  現在、中国国内には時速120キロの「中欧班列」運行路線86本が敷かれています。「中欧班列」は運行規模を拡大し、陝西省(Shaanxi)西安市(Xi’an)からドイツのデュイスブルクまでの往復路線の列車は週に1本から2本に増加しました。また、四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)とポーランドのウッジの間の往復路線、ドイツのデュイスブルクから陝西省西安市までの復路の路線が増設されました。  現在、「中欧班列」の輸送サービスネットワークはアジア・ヨーロッパ大陸のほぼ全域をカバーし、中国と沿線諸国の経済貿易往来を効果的に拡大し、生産能力のグローバルな提携を深めています。