昨年年末の中国全土に及ぼした停電事情がまだ記憶に新しいですが、近日中、広東省、浙江省、江蘇省などの工業重鎮の生産企業は、電力不足による供給調整を理由に9月まで全面休業または週3~5日の操業停止などを要求されている。突然の休業要請、多くの企業が頭を抱えた。
コロナ禍の中、海外企業の生産不足による原材料が高騰している、そして、運力不足や輸出輸入のアンバランスによるコンテナー不足が深刻化、国際運賃も急上昇。さらに、今回の電力不足による 休業要請は、多くの輸出をメインにしている企業にとっては、まさに泣き面にハチような打撃。 コロナ禍 で業績が悪く、ガンマンして ここまで頑張ってきたが、もうそろそろ会社をやめて休業したほうがいいねと、インタービューに応じてくれたある紹興市の生地メーカーの社長は、こういう風に自分の心境を語った。
今回の停電はいつまで続くのか、今のところは不明朗です。しかし、今回の停電事情による、輸出商品の納期の遅れやコストアップは必至だ。
一方、表では電力不足 と言われいますが、インターネットでは中国政府が
碳达峰(tàndáfēng)炭素排出のピークアウト、
碳中和(tànzhōnghé)カーボンニュートラル
への対策だ、またアメリカインフレーションへの措置だという噂まで広がっている。